〜平成22年5月 : 第118回・・・西みかぼ山〜 

 世話役の井上(精)です。
連休明けの5/6(木)〜5/8(土)(2泊3日)、ハイキングの会結成15周年 記念山行として、西上州の山(群馬県多野郡神流町)、西御荷鉾山 (みかぼ)1286mと二子山〔西岳)1165mに総勢19名、湘南新宿ライン で楽しく行って来ました。

 天気予報では、連休中は好天で、実施の6日〜8日は、曇り、雨、雨。 まあ、何とついていない。
天を恨めしく思う毎日でしたが、2日のみ、小雨が ぱらつきましたが、あとは、見事に晴れ、やはり、天は見捨てなかった。 眩いほどの新緑、真紅や白、ピンクのハナモモ、満開の八重桜、紫のヤシオ ツツジ、ヤマブキの黄色など高原荘に向かう街道は正に桃源卿に飛び込んだよう でした。

 「綺麗!」一同、思わず、歓声!!   埼玉と群馬の県境にあるこの地区は交通の便が悪いため、町営の宿・みかぼ 高原荘のマイクロバスで送迎の他、3日間の移動をお願いしました。
初日は、西御荷鉾山、2日目は秩父・両神山のすぐ近くの二子山(西岳),

 3日目は、東洋一と言われる、東京電力の神流揚水式地下発電所(御巣鷹山 直下地下500m)の見学、帰路、25年前の日航機事故の「慰霊の園」にも立ち 寄り犠牲者に線香をあげてきましたが、亡くなられた知人の会員もいました。 また、旧万場町の神流川の渓流の上を泳ぐ800匹の鯉のぼりも壮観でした。

 神流川流域は地質もわが国最古の秩父古生層に入り、海底の隆起によりの恐竜 の足跡と言われる旧中里村・瀬林の漣岩(さざなみいわ)が県道の際の崖の斜面に 残り、立ち寄りました。

 かつては奥多野の秘境と言われ、特に、神流川流域の豊かな自然をこよなく愛した 白樺派の詩人・翻訳家・隋筆家・尾崎喜八が描いた作品「雲と草原」から「神流川 紀行」の一篇が山道の傍らに詩碑がありました。 
  〜 「父不見御荷鉾見えず神流川星ばかりなる万場の泊まり」〜注:父不見(山の名前)

 今回、通算参加50回となった山下陽久会員と三木 章会員に参加賞を西御荷鉾山の 頂上でお渡ししました。また、山頂でサプライズがありました。

 それは、 家内の郷里でもあり、甥が大きな竹篭に冷たいビールのロング缶とウーロン茶等、重い 19人分を担ぎ上げ、頂上で待っていてくれたことでした。
汗をかき、急斜面を登りきった時、予想もしない、嬉しい、サプライズ!

 夕食後、満天の星空も見えました。 ダム見学の際、途中バスの前に、小タヌキの歓迎もありました。

三日間、自然の中でそれぞれ、思い出ができたのでは!

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